住んでいる市主催の講座(自然由来の成分を使ったナチュラルなお掃除について)に参加してきました!
これから石鹸ライフが始まりそうな予感です。
知ったことをほんの少しと、実際に家でやってみたことをご報告します。
講座で知った内容★ナチュラルお掃除
重曹、セスキ炭酸ソーダ、アルカリ電解水、酸素系漂白剤(過炭酸ナトリウム)、石けん、クエン酸‥
色々あるけれど、実際に使って見せていただいたのは主に「セスキ炭酸ソーダ」「酸素系漂白剤」「(粉)石けん」の3つ。
結論から言うと「粉石けんさえあれば良い」でした(O_O)
水筒の中の汚れには?
まずは、内側がすごく茶色くなった水筒の汚れ落とし。
水筒に小さじ1杯程度の粉石鹸を入れて、熱湯を注ぎ入れて放置。
水筒のふた部分の茶色い汚れにも粉石鹸を振りかけて、その上から浸かるくらいの熱湯を注いで放置。
石けんの歴史や合成洗剤との違い等の話しを聞いて(20〜30分くらい)、水筒の中のお湯を捨てたら、あら不思議!
水筒の中、ピッカピカ!!!
(捨ててる時点でお湯が茶色!!!)
ふた部分は軽く擦ってすすぐと、ほぼ汚れなし!
この時点で参加者数全員の心は石けんの虜(笑)
注意点はお湯を入れすぎてこぼした時に、塗装が剥がれてしまう場合もあるとのこと。
こぼれない程度にお湯を入れるのがポイント。
ひどい茶渋汚れには?
すっごく茶渋の着いた湯呑み茶碗に酸素系漂白剤を一振りし、お湯を注ぐとみるみる泡立ち‥ちょっとだけ時間を置いて中身を捨てると、ピッカピカ!!!
酸素系漂白剤の強力さ!
石けん&お湯&放置でも十分に汚れは落ちるというのも実演して見せてもらいました。
すぐになら酸素系漂白剤、時間があるなら石けんでもOKということですね。
換気扇・オーブントースターの汚れには?
これはセスキ炭酸ソーダを水に溶かしたもの(スプレーボトル入り)と石けんをお湯に溶かしてプルプルにしたもの(先生はぷるぷる石けんと呼んでおられました)の2種類で実験。
しばらく時間を置いて(5分〜10分くらい)ウェスで拭き取ると‥
どちらかと言うとぷるぷる石けんの方が汚れ落ち良く、ほぼピッカピカ!!
セスキの方はもう一度スプレーして拭き取りでほぼピカピカに!
先生曰くはどちらもきれいにする効果はそんなに違いはないのだとか。
ぷるぷる石けんの方がそこに留まる力があるから、今回はきれいになったのかな?
例えば魚焼きグリルなどは、使った後にセスキスプレーをかけて、その後でぷるぷる石けんをスポンジに付けて洗えば油汚れがスッキリ擦らずにとれるのだそう。
ぷるぷる石けん
ぷるぷる石けんの作り方も教わりました。
作り方は超簡単。
容器に粉石けんとお湯(40度〜60度)を1:10で入れてよく混ぜて一晩置くだけ。
季節や室温や石けんによって硬さは違ってくるそうですが、今回はお湯を入れて混ぜてる段階でぷるぷるに♪
透明なゼリーのような、スライムのような‥
ジップロックで作ったのですが、タッパーとかビンとか、自分の使いたい用途によって入れ物を変えるといいそうです。
先生は高さのないタッパーに入れておられました。
ぷるぷる石けんを作るための粉石けん
なお、ぷるぷる石けんを作りたい場合、純石鹸成分の純度の高いものは固まらないのだとか。
ぷるぷる石けん作りには脂肪酸ナトリウム(純せっけん分)、アルカリ剤(炭酸塩)、金属イオン封鎖剤などと呼ばれるものが配合させているものを選ぶといいそうです。
ただ、純度の高い石けんの方が手肌にはより優しいとのこと。
こちら↓は純石鹸成分99%で、講師さん曰く固まりにくいそうですが、温度を高めにしたりすると固まってくれるようです。
公式HPでは「ゼリー状石鹸が作れる」記載ありました。
ぷるぷる石けんの用途
キッチン周りのベタベタ汚れのほか、お風呂のタイルやタライなどの汚れにも効果的面だそうです!
湯垢などにはアルカリ性の洗剤は効果なしと聞きますが、皮脂汚れには効果ありかもですね。
ぷるぷる石けんを塗って、ちょっと放置しておくだけで軽く撫でるようにするっと汚れが取れてピカピカ!ですって!
先生の経験談なので、私もまずは試してみたいです。
お風呂でたくさんのものを洗いたい時は残り湯のある湯船に粉石けんを適当に振り入れて椅子とかタライとか入れて一晩放置したら、軽い力で汚れが取れる状態になるそうです。
実験①グリルの汚れ落としを実際にやってみた
ぷるぷる石けんをもらって帰ったので、気になっていたグリルの前とびらのの汚れで早速試してみました。
豪快に素手で広げてそのまま放置。
15分くらいして軽く濯ぎながら洗い流してみると‥
頑固な汚れは残っているものの、このステンレスの輝き!
ピカピカです!
先生曰くはトースターなどの頑固な茶色い汚れ(正にこの残ってる汚れがそうですよね)は、ぷるぷる石けんに重曹を少し混ぜて擦るといいと言っておられたのを思い出し‥
頑固汚れにその方法で再チャレンジ。
ぷるぷる石けんをちょっと多めにして、重曹(今回は製菓用のタンサン使用)を振りかけて少し放置して擦ってみました。
どうしても落としきれない部分はあるものの、ここまできれいに^^
ビフォーアフターを比べてみるとよく分かりますね↓
実験②鍋の底の変色
調子に乗って、こんなこともしてみました。
大好きな十得鍋の底。
ヘビーユーズ&やや雑な扱いのためにこんな感じに茶色くなってしまっています。
これはお弁当用の卵焼きを作って洗う前の鍋の裏側です。
洗う前に底にぷるぷる石けんを塗布。
何汚れかも分かりませんが、きれいになるかな??
そのまま放置して、子どもの送迎に行き、帰宅後に軽く擦り洗いしてみると‥
どうでしょう?
落ちきれない汚れ(サビ?!)はあるものの、ここまできれいに!
ステンレスのくもり取り
これ、偶然気付いたんですが、ステンレスのくもりが取れてピカピカになります。
お鍋の実験中に、何気なく鍋の周りもザッと薄ーく塗り広げていたのですが‥
↑これを見てください!
この差!!!
直ちに鍋全体にぷるぷる石けんパックをしなくては。
↑追加で他のお鍋とヤカンにも❤︎
ヤカンもツルッと新品同様に〜
シンクなどにも試したいと思います。
おわりに
先生は市民講師さんで、資格等を持っている方ではありませんでした。
しかし、それが良かった。
普段の生活の中でどのように使っておられるのかを聞くことができて、自分にもできそう!と思わせてもらえました。
先生曰くは「あるもので試してみればいい」
セスキでも過炭酸ナトリウムでも石けんでも、アルカリの強さが違うだけ(かかる時間や量が違うだけ)だから、家にあるものでやれば良いんですって。
特に粉石けんは、紹介のあったぷるぷる石けんにもできるし、少量の水で捏ねて形を整えて日陰で乾かせば固形石けんにもなるし‥
ぷるぷる石けんはお掃除にも食器洗いにも、粉石けんは洗濯にも使える。
聞けば聞くほど、かなり便利だなと感じました。
汚れによって使い分ける紹介が多いですが、これでダメならこっち、みたいに自分で試して実験してみるのも楽しいですよ、って。
楽しむっていいですよね。
まずは魅力に惹かれた粉石けんから。
暮らしに取り入れてみたいと思います。
プルプル石鹸(プリン状石鹸等呼び方はいろいろあるようです)のはこちら↓の粉せっけんがおすすめだそうです。